『ローレライ』

poriporiguchi2005-03-08

見に行ってまいりました。
役者陣もそろってるし、戦闘シーンも良く出来てるんだろうし(見たことないからわからないけど・・・)、とにかく変なアイドルやちゃらちゃらした役者による安っぽい恋愛もの
みたいになってないところがよかったです。


話自体はフィクションだし、出来すぎの感は否めないけど
『戦争はないほうがよい。でも善悪だけではどこにも進めない時もある』
っていうのは、いままではタブー視されていた議論です。

国家としての尊厳を守るために行動する堤真一
復興への望み、夢を守るために行動する役所広司
戦争の本質がどこにあったかなんて自分にはわかりませんが、
『守るべきもの』っていうものは絶対にある。それは人それぞれだと思うけど。


普通に生きていけることが未来への希望をつくり、夢を作る。
太平洋戦争が良かったか悪かったかなんてわかりません。
正確に言えば、悪いことをしたのも確かだし、「悪い」の一言では否定できないこともあったのだと思います。
たぶん一言の教訓とするには大きすぎる歴史なのでしょう。
でも、『何かを守ろうとした』多くの人の命の上に自分たちの生活があるんだ、ということは憶えていたいですね。


それを憶え続けることが、ホントの意味での何かの希求につながると思います。
『守りたいもの』=『大切なもの』だとしたら、自分にとって『大切なもの』とはなんだろう?って考えてみるのもよいですよね。
「さて、何が言えるだろう」ってね。