休日。

ESやら商法やらでなぜか睡眠時間が短いので、昼までたっぷり寝て
回復することにしました。
昼飯食って、その日は休日にすることを決定。
なんとなく思い立って、BOOKOFFに行って『沈黙の艦隊』を購入。
去年小千谷にボランティアに行ってたとき、まとめて読んだんだけど、
もいっかいゆっくり読んでみることにする。


沈黙の艦隊』の中で、海江田が強すぎたり、みんなそれぞれの使命感が強かったり、
実際にはありえないだろ、といったことがたくさん起こるし、
海江田や日本政府は、へたすれば日本がつぶれてしまいそうなことばっか
やってるわけですが、この漫画が言おうとしていることの何かは
現在の日本、さらには世界が抱えている問題の何かにヒットしたから
あんなに売れたんだと思います。


平和とはなにか、安全保障とは何か、国家とは何なのか・・・
いろんなことを曖昧な状態でほったらかしといた日本が、
ここまで平和であったのは決して必然ではありません。
そこには影で必死に平和を支えている方々がいたからだと思います。


しかし、現在平和だからだといって、30年後、100年後、平和であるとは限りません。
他国からのミサイルをつきつけられつつも、国民が現実に自分たちを守る手段にさえ
興味がない日本は、やはり何らかの形で変わっていくことを要請されているのだと思います。


沈黙の艦隊』の内容は確かにムチャクチャです。矛盾もあるし。
実現可能性もないでしょう。実際にあんなことが起こったら日本は
ほぼ間違いなく潰れるでしょう。あってはいけいないことです。
しかし、一つのビジョンではあります。


日本を変えるのは国民であり、民主主義とは自分の決定に
国民自体も責任を負うものなのだ、という大前提の確認から
すべては始まって行くべきだと、ふと思った今日でした。
沈黙の艦隊』のように、外圧や事件によってではなく、日本が、冷静に、自主的に
変革を求め、ビジョンを作っていくことが、真に責任を持った主権国家として
平和について語ることのできる第一歩へとつながるのだと思います。
最後に・・・偉そうですみません。