地下鉄サリン。
今日は地下鉄サリン事件から10年。自分にとって大きい事件だったために考えるところもいろいろあります。
先進国において、霞ヶ関で国内の宗教団体が化学テロを行ったということは忘れてはいけない事実だと思います。
地下鉄サリンでの犠牲者の方や遺族の方のことを考えると今でも割り切れない思いがこみ上げてきます。
『なぜ落ち度のない人々がいわれなく命を奪われ、克服できないような被害を受けなければならないのか?』
実感がわかない人は、被害者の方の状況を自分におきかえてみれば良いと思います。
自分にとっては普通の1日。いつもどおりに通学しようと思っていた。しかし・・・
そこでおきたのが地下鉄サリン事件です。
亡くなったかたは何がなんだかわからないままに命を奪われたのだろうとおもいます。わかったとしてもこう思ったでしょう。
『なんで自分はここで死ななくてはならないんだろう?』
犠牲者の方にそれぞれの生活がありました。
愛する家族、信頼している友達、そして、かなえたい夢・・・
それを打ち砕いた事件です。
あってはいけないことが日本で起こったということ。
サリンが置かれてのは、千代田線、丸の内線、日比谷線。
10年前の3月20日、サリンを乗せた電車は茗荷谷を通過しました。
今日、ジムでバイクをキコキコこぎながらテレビを見ていたら、霞ヶ関駅で犠牲者の方(霞ヶ関では二人の駅員さんが亡くなりました。)の献花への様子が写されていました。
自分も運動を切り上げ、駅で花をかって、霞ヶ関に献花に行きました。
献花するとき、やりばのない気持ちとともに『こんなことは二度と起こってはいけないんだ!』と強く思いました。
地下鉄サリン事件について、詳しく知りたい方は村上春樹の『アンダーグラウンド』を読んでください。正直に言って読んでいてとてもつらい本です。しかし、自分が見つめ続けなければならないものだと思います。
なんでこんなことが起きてしまったのか、考え続けていきたいです。