雨ですね。

poriporiguchi2005-05-06

昨日は次兄と両親と渋谷で飲み、けっこう酔ったので、朝は昼前まで寝てました。
起きて、むくんだ体から水分を出すために半身浴。


その後は引き続き、ナイの『国際紛争』を読む。
だんだんおもしろくなってきた。


少し移動時間があったので、その間、久しぶりに村上春樹の『風の歌を聴け』を読みました。
言わずと知れた村上春樹のデビュー作。
『ねじまき鳥』以降の作品に比べると、はっきりとした問題意識や構成はないけど、いい本です。短いから、二時間くらいあれば読めるし。
よく『若者の喪失感』とか言われるけど、ボクはそうじゃないと思います。
もっと、積極的で、必死な何かを表現しているように思えます、自分にはね。
ちなみに『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』と『ダンス・ダンス・ダンス』は続きの三部作です。


『風の歌』には後半に、ラジオのディスクジョッキーが夜の街の明かりを眺めながら言う台詞があって、そこがとても好きです。
気になる方は『風の歌を聴け』読んでみてください。


自分には意識せずとも属するものがたくさんあります。地球、日本、大学、学部、サークル、友達、恋人、家族・・・


そして、好むと好まざるとに関わらず、それらに規定されていますよね。
しかし、その規定を客観視して(完全には無理だけど)、その上で、自分は何を考えていくのか、
何をしていくのか、ということを追求していくのが自由なんだと思ってみたり。
そのためには時には現状を捨てて、新しいところに出て行くことも必要なんだろうとね。


『自分の夢はなんなんだろう?』と自分に問い続けることは、大切なんだろうと思います。
たとえ、その時点ではっきりと言えることがないとしても。
「そこにどんなオリジナリティーがあるんだろう?」「そこで自分は何がしたいんだろう?」とね。
それがないと、いつか自分自身を見失ってしまうんじゃないかな、って思ったりもします。