『ホワイトバンド』は買わない。
今日は長くなります。難しい話が嫌いな人は読み飛ばしてください。
最近、ホワイトバンドをつけている人、多いですね。
世界の貧困、飢餓に関心を持つ人が増え、ホワイトバンドをつけることでそれを表明しているなら、とても素晴らしいことだと思います。
でも、ボクはホワイトバンドを買いません。
今日、少し考えてみました。
『ホワイトバンドをつけている人は、ほんとに世界の貧困に対して、自分ができることをしようとしているのだろうか?』
自分が今できること、例えば、貧困に関する現状を知る努力をしているのか。
新聞などのメディアに眼を通しているのか?
貧困に関する政治の動向に興味を持っているのか?
なぜ貧困が起きるのか、考えてるのか?
・・・
これは、仕事がとても忙しい人でない限り、誰にでもできることですよね。
そして、今の自分にできることをしているのか。
フリートレードの商品に関心を持っているか?
現実的な国際貢献を公約する政治家に投票しているのか?
上に挙げたすべてが世界の貧困の解決に貢献するとは限りません。
でもその努力は多くの人にできるし、そういう人が集まれば大きな力になると思います。
そして一番大きなこと。
『世界の貧困や飢餓の解決に対して、自分は将来、どう関わっていけるのか?』
世界の貧困は容易には解決しません。
国際政治は複雑で冷厳だし、一口に『平和』といっても、その恩恵が世界中を包んだことは今まで一度もないのですから。
ボクは思います。世界の貧困をなくすために、自分がすべき一番大切なこと、それは
自分の進むべき道で妥協せず、将来、プロフェッショナルとして、世界の貧困の解決に努めるとこのできるような自分でいること
なんじゃないのかな。
U2のボノ、サッカーの中田英寿、水泳の北島康介、などなど・・・
彼らは自分に妥協を許さないプロフェッショナルです。その意識の上にこそ、彼らはホワイトバンドをつけてプレーをしているのだろうと思います。
がんばることは人それぞれだろうけれど、自分は誰にも負けないくらい努力していると言えるのか、ホワイトバンドをつける前に自分に問い直してみたいものです。
想像してください。
アフリカで貧困に苦しんでいる子どもは何を望んでいるでしょうか?
貧困が妨げているものは『人間としての生活』なのでしょう。
彼らには命の保障がない。
満足に食べられない。
教育を受けることができない。
夢を持てず、持っても叶えることができない・・・
今のボクたちは食事に困らず、教育を受け、夢を持てる環境にあります。
夢にくじけても、新しい夢を持ち、それに向けて努力することができます。
それこそ貧困に苦しむ子どもたちが手に入れたいものなのではないでしょうか。
ホワイトバンドをつけることはタダの始まりに過ぎません。300円で買って満足して、つけているだけで平和に貢献した気になっているのも一つの形でしょうが、それだけで終わりたくはないですよね。
ホワイトバンドは、いろんな意味を付加され、ただのデザイン・記号として浮遊している
ように思うので、ボクは買いません。
決して、つけている人を批判しているわけではありません。きちんとした思いを持ってつければ、ほんとに素晴らしいことだと思います。
最低限、自分の使った金が何処にどのように使われているのか、くらいは知る努力をする必要があると思いますが。
ボクは二人の伯父をガンで亡くしているので、イエローバンドを買おうと思います。
まだつけるかどうかわかりませんけど。
今日は英語のサイトをいろいろ見てたんだけど、いろんなバンドがあるんですね。