とうたん

こんばんは。
今週は久しぶりに忙しかったので、心身ともに疲労困憊。
一年目はこんな毎日が当たり前だったのにな。それもまた異常だったのかもしれない。


そんなわけで週末は久しぶりにゆっくり寝ました。
二日あわせて26時間。しかもとても深くて体が回復していくのがひしひしとわかるような心地よい眠りでした。


最近運動を怠っていたので、睡眠とともに運動も敢行。
土曜は砧公園近くのプールで2000メートル弱泳ぎ、今日は駒沢で10キロ強ランニング。
運動不足のせいで、さすがにくたくたになったけど、少しは体がしまったように思えるし(思い込みかもしれないけど、この感覚が自分を支えてくれます。)、心もリフレッシュしました。何も考えずに運動するのってやっぱりいいものです。


ランニングを終えて風呂に入り、夕食を買いに近くのスーパーに行くときのこと。確か夕方の6時前だったでしょうか。
寮を出てぷらぷらと歩いていると、お兄ちゃん(たぶん)と遊んでいた3歳くらいの小さい男の子が、ボクの方を見てニコニコしています。
自慢じゃないけど、小さい子どもからニコニコと笑いかけられることの多いボクは(たぶん単純な、親しみやすい顔つきをしているからでしょう)、ニコッと笑ってその傍を通り過ぎようとしました。
そうしたらその子はおもむろに『とうたん』って言いました。


とうたん?・・・ん?・・・父さん?・・・


そんなわけないよな、とか思ってるうちに、お兄ちゃん(たぶん)が
『父さんじゃないよ、ばかっ』って言いました。そうだ、おれは父さんじゃない。


でもその小さい男の子はお兄ちゃんの的を射た指摘も耳に入らないようで、もう一度ニコッと笑って
『とうたん』って言いました。


なんでボクが父親に見えたんだろう。ボクに似ている父親とかあんまりいないと思うし、しかも三軒茶屋でなら尚更のこと。
う〜ん、まあいっか。と思いながら通り過ぎたわけでした。


買い物を終えた帰り道、その子たちはもういませんでした。
きっとほんとの『とうたん』と一緒に晩ご飯を食べているんだろうね。
そんな初夏の日曜日の夕暮れ。