《旅行3日目》(知覧『特攻平和会館』)

poriporiguchi2005-08-31

朝は9時に起床。昨夜の酒が少し残ってたけど、けっこう体調はよい。
今日の予定は知覧にいって『特攻平和会館』を見ること。知覧は太平洋戦争末期、特攻隊の出撃基地になったところで、現在は記念館として、特攻兵の遺書や特攻機の展示などが行われています。


9:40分に山形屋バスセンターから出発して一時間半くらいかかるんだけど、山道なので揺れるのなんのって・・・少し二日酔いの体にはキツく、眠ってごまかしたり・・・


『特攻平和会館』はよかったです。特攻で死んでいった方々(自分とあまり年はかわらない)がどのような思いを持っていたのか、様々な遺書を読んでると涙が止まりませんでした。書いてる字もとてもきれいだし、内容も一般に言われているようなものばかりではありません。正直に言って、今の大学生とはくらべ物にならないくらい教養が高く、洞察力を持ち、かつ実行力にとんだ人たちだったんだろうな、と思います。


自分が関わっている戦争のおかしさ、日本の体制の欠点を確固として認めながらも、将来の日本のための礎として死んで行く、という文脈には、なんともいえない悲しさを覚えます。鹿児島に行く機会があったら知覧の特攻平和会館に行ってください。


ほんとは武家屋敷にも行くつもりだったけど、特攻平和会館に長くいすぎたためにそのまま鹿児島中央に帰り、晩飯。鳥は美味しかったけど、あまり体調がよくなかったので、ゆっくりしながらビール飲みました。今日もよい一日でした。


写真:『特攻平和会館』内、特攻機残骸の垂直尾翼