『BACK DOOR』

poriporiguchi2005-10-12

人にとってツライ時期ってありますよね。将来のこと考えて悩んでみたり、考えてもどうしようもないことをずっと考えてみたり、あるいは恋愛のことに悩んだりしてみたりする人もいるんじゃないかと思います。


ボクの場合は上記の恋愛以外の悩みがけっこうあって、頭がグルグルするくらいに(実際はしていないけど・・・)悩んでたことがよくあります。


そんな時に決まって聴く歌がありました。
鬼束ちひろ『BACK DOOR』
鬼束ちひろは高校時代から聴いていて、当時(今でも?)ひねくれていたボクにいろんな影響を与えていたわけだけど、今でもたまに頭がモヤモヤしたら聴いています。

『BACK DOOR』
なんて愚かな汗にまみれているのよ
それじゃ この空がいくら広くてもしょうがないわ


両足につけた鉛の重さにさえ 慣れてしまってる
自分を救ってやれれば


明日が見えてしまうなら 立ち止まってみるの
足跡だらけの道など走るのはやめて


切らした息を元に戻すの


Where is the back door?
Where is the back door?
Where is the back door of myself?


ここは平坦で遠くまで見えるけど
光は当たらない だからその窓を割って行こう


栄光はこの手の中 そんなとこにはないわ
ひどく汚れたその足の痛みに気づいて


迷いもすべて 洗い流すの


Where is the back door?
Where is the back door?
Where is the back door of myself?
・・・(以下略)

この歌を聴くと、自分がとらわれているのもの(価値観・仲間・集団)は何なのか、そこで自分は何をしているのか、何をしようとしているのか、それはほんとに大切なものなのか、って考えてしまいます。そして考えた末にも大切だと思えるものは、改めて信じていくことができます。
『自分』に関することって、そういうことの繰り返しのような気がしたり。

ここは平坦で遠くまで見えるけど
光は当たらない だからその窓を割って行こう


栄光はこの手の中 そんなとこにはないわ
ひどく汚れたその足の痛みに気づいて


迷いもすべて 洗い流すの

とてもいい歌詞ですね。まぁボクにとってはだけど。
やはり歌のチカラってすごいと思います。



画像:鬼束ちひろ 1stアルバム『INSOMNIA』