ちょっといいこと。

こんにちは。今週は久しぶりに仕事が忙しくて、ばたばたとあっという間に一週間が過ぎました。
後ろ向きの仕事をやっていると、人生をその分ムダに生きてしまったような気がします。きっとそんなことはないのだろうし、そういうことにも教訓はあるのだろうけど、でもやっぱり少しがっかりするよね。


そんな日々の中でも少しはいいことがあります。
2,3週間前のことだったと思うけど、週末外泊をして日曜、荷物をゴロゴロとひっぱって寮に帰ってきたときのことです。
寮まであと少し、というところで、道の右側から2人の男の子が飛び出してきました。
その一人は以前ボクのことを自分の父親と間違えた、あの子です。


ボクがそのまま荷物をゴロゴロとひいて歩いていくと、その2人の男の子はタタタッと駆け出しました。
なんで逃げてるんだろう、と思っていると、なんと3人目が出てきて、同じくタタタッ・・・というよりはポテポテポテッて感じで2人のあとをついていきました。
実は3人兄弟だったんだね。まだ小さいので男の子か女の子かはわからなかったけれど。


タタタッと逃げていった3人は寮の手前にあるマンションの玄関のところ行くと、サササッと(3人目は1段の段差を上がるのにけっこう時間がかかっていましたが。だってまだ小さいからね。)隠れました。
そして、玄関の壁から、3つの顔を少しのぞかせて、じぃーっとこちらをうかがっています。いったい何を警戒しているんだろう。
ちなみに、1回父親と間違われた時以外は、言葉を交わしたことはありません。


ボクがいよいよマンションの玄関のところに近づくと、3人がマンションの壁から一斉に出てきて、ボクに向かって思いっきり大きな声で
『ゴロゴロゴロゴロ〜』(3人目は『ゴォゴォゴォゴォ〜』)
って叫びました・・・


なんだんだこいつらは、って思って思わず笑いながら彼らをみていたら、今度は急に3人並んで笑顔でボクに向かって『こんにちは』ってお辞儀をしました。
3人目はお辞儀って言うよりは不器用な前屈みたいになっていたけれど。


2回しか見たことがないのでよくわからないけれど、少なくともご両親様からよく育ててもらってるんだな、って思いました。
こういうのってなんだかうれしかったりします。今思い出しても少しうれしい気持ちになります。


最近、いよいよ寒さも厳しくなってきましたね。
さて、飲みに行こう。