どこにいるのだろう

poriporiguchi2008-01-27

こんばんは。
日曜日の夜も少しづつ終わりに近づき、あと一時間したら月曜日がやってきます。
日曜日の夜ってなぜか気持ちが落ち着いていて、平日にはできないようなことをやったり、気になっていることをじっくりと考えたりすることができるのだけど、それはもしかしたら次の日が月曜日だってわかっているからかもしれないね。日曜日の次の日がまた土曜日だったりしたら、きっとついつい飲み過ぎて『昨日はあれもやっておくんだったのにな』っていうことになるのかもしれません。
でもやっぱりあと一時間で月曜日がやってくると思うとちょっと残念です。


先週末には、このところ毎夜読み続けてきたアーヴィングの『また会う日まで(Until I Find You)』を読み終えました。
書かれている内容や展開を考えるとアーヴィングの作品に間違いないのだけど、この本には今までの作品と比べても『人が生きていくということ』が強く描かれていると思いました。人によっては『こんなこと書かなくてもいいんじゃないのか』という意見もあると思うけど、人が生きていくということに良いも悪いもないように、この本にも、良いも悪いもないと思うのです。ただ一つ、この本が強い力をもっているというのは確かなこと。


『また会う日まで(Until I Find You)』を読み終わったことも含めていろんなことがあって、先週は考えることの多い一週間でした。
きっと自分がどうやって生きていくかなんていうことは自分だけで決めることはできないし、意図せずとも降りかかってくることはたくさんある。でもその不可避なものの前に選択することをやめてしまっては、いつか何に対しても無力になってしまうだろう。
何がおこるかはわからないけど、常に自分の目の前に現れてくるものに対して選択をしていくこと、そしてより多くのことを自分の目で見ようとすることはもちろん大切なこと。


でも、それだけでじゃなくて、もう一つ気をつけていないといけないことがあると思うんです。
それは、自分がどこにいるのかを感じること、そして、考えること。これからやることが自分をどこかに導くことになるのか、或いはどこに導くかわからないことなのか。それさえわかっていれば少なくとも自分がとどまっていること、動いていることを感じることができる。自分のリズム刻み、刻もうとすることができる。


とっても難しいことなんだろうと思います。
気をつけていてもなかなかできることじゃない。でも逆に言えば、いま自分にできることはそれくらいしかないんだ、って思った先週でした。


今日の昼はよく晴れていて、久しぶりに銀座のデパートの地下で寿司を食べました。別に寿司がそんなに好きなわけじゃないけど、休日の昼にビールを飲みながらゆっくりと寿司をつまむのって、とっても幸せなことです、ほんとに。


明日からまた仕事です。今日は久しぶりに25キロの距離を走ったので少し足が痛い。
それはそれとして、今夜も本を読むとするか。