なぜだかわからないけど

日曜日、家にいるときはNHK大河の『篤姫』を見てしまいます。
別に宮崎あおいがとっても好きだというわけでもないし(実はけっこう好きだけど)、日本史における篤姫の存在にそれほど興味があるわけでもないのだけど(これはホント)、ついつい見てしまうんだよね。
ほかの大河に比べたら、演技を見るだけでそのドラマを台無しにしてしまうような人はいないし、設定も多少ムリがあるとは言え、押さえてるところは押さえてるので、『これはこれでありなんじゃないかな』って思えるしね。


ボクの家は祖父の代まで鹿児島に住んでいて、その影響からか、父親の代の親戚までは鹿児島に対する思いがとっても強いのです。
まぁ実際城下の薬師町に住んでいたわけだから当たり前といえば当たり前なんだよね。


でもボクなんかが生まれる頃にはすでに東京に出てきていて、鹿児島にいる親戚なんかいるかいないか、って感じでした。だから実は鹿児島に行ったことも2、3回しかない。そんなわけで『故郷は鹿児島ですか?』って聞かれたら、う〜む、って考えた末に『いえ、きっと違うと思います』と答えることになるんだと思う。けっこう難しいところなんだけど。


でも、鹿児島っていいところです。
大学を卒業する年に、青春18切符で横浜から鹿児島まで行ったのだけど、鹿児島に着いた途端、なぜだかわからないけど気持ちがスッと広がっていくのがわかりました。旅をして10年ぶりに来た土地で、前に来た時の記憶もほとんどないのだけど、太陽や空気や空なんかを見ていると、自分はこの土地に受け入れられ、自分もこの土地に安らぎをおぼえていることを感じたんだよね。


『先祖代々なんちゃらこうちゃら』みたいな話はあんまり好きじゃないんだけど、鹿児島に行ったときは素直に、『やっぱり昔、自分の先祖が住んでいた土地だからかな』って思いました。旅に行ってそういう思いを抱いたのは今のところ鹿児島しかありません。
・・・とか言いつつ、もしかしたらこの先、アイスランドなんかに行っても同じ感覚を抱くかもしれないけど。


そんなわけで、『篤姫』とか見ちゃうのかもしれないね。今日、篤姫は薩摩をたってしまったのだけどね。さて、どうなることやら。


話は変わるけど、今日、駒沢公園を走っていたら桜が咲いていました。春ですね、うん。
4月には友達と鹿児島に行く予定です。待ってろよ、桜島!!