本来のスピード

poriporiguchi2008-04-13

こんばんは。
春は天気が変わりやすいですね。東京は今10℃しかないみたい。
楽しかった週末もそろそろ終わり、また明日から始まる仕事へと気持ちを切り替えるべく、しばらくぼぉっとしているところです。


さて、今週末は友達と一泊で鹿児島に行ってきました。
飲み会で『知覧の特攻会館に行きたい』っていう人がいて、『じゃあ、今度行こうよ』って軽い感じの会話がきっかけ。
あれよあれよという間に調整が進み、いつの間にか実現していました。


一泊だからできることは限られていたけど、知覧、桜島、仙厳園と一通り回ったし、豚骨ラーメン、豚しゃぶ、両棒もちも食べたし、五人で楽しく過ごすことが出来ました。特にかつて豚肉が苦手だったボクは豚しゃぶを食べるのが今回初めてでした。いや、おいしかったですね、ほんと。好き嫌いなく、いろんなものが食べられるようになるってステキなことです。小学校の先生もたまには正しいことを言ったりするってことかな。(写真は豚しゃぶとビール)


3年前の9月に、旅の終着点として青春18切符でたどり着いたときとは、だいぶ気持ちは違ったけど、それが自分の中で少し感慨深くて、『ここは3年前に来たな。変わってないな』とか思いながら、気づくとそこに佇んでいたりしてね。


東京から鹿児島へは飛行機で2時間弱。うとうとしたり、本を読んだりしていると、時間はあっという間に過ぎていきます。
空港に降りたって、街を移動したりしていると、『これは果たして正しい速度なんだろうか』って少し違和感を感じたりします。
時間は限られているし、移動に費やす時間は少ないに超したことはないんだけど、何か自分が誰かに騙されているような、何かを見落としているような気持ちになるんだよね。


だって、もしかしたら、飛行機はもしかしたら同じところをぐるぐる回っていて、東京のすぐ傍に着陸して『鹿児島に到着いたしました』とか言っているのかも知れない。『やれやれ、やっと着いたね』とか言ってるボクたちを見て、キャビンアテンダントは陰でくすくす笑っているのかも知れない。実は桜島東京湾に浮かんでいるのかも知れない。
飛行機に乗るときは、窓から下に見える風景を見るのが好きなのだけど、それはやはり、電車とかでコトコトと一つ一つ駅を通過していくこととはまるで違うことなんだよね。まぁこんなこと言っても仕方ないのだけど。


歩いたり、走ったり、電車に乗ったり、普段自分が慣れているものからはかけ離れたスピードで移動すると、自分を本来のスピードに戻すのに少し時間がかかります。明日の朝になったら、しっかり追いついてきているかも知れない。
と言うわけでビールを飲もう。本を読もう。